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地域密着型のよろこび  パートⅢ  ~監督編~


母の日モード一色の今週。
ブログを書く余裕は正直ありませんが、息抜きに(笑)


私が監督と密かに呼んでいるのは、70歳ぐらいのおばあさん。
監督は、店に来ると店内ではなく、植木鉢や土が散乱しているバックヤードへ直行。
そこには、私が育てるのを失敗した枯れた植物や、ICUコーナーと名づけてて復活待ちの植物や次のシーズンを待つ植物などが置かれている。
つまり、状態のあまり良くないものたち。
監督は目ざとく見つけ出し、
「なぜ、枯らしたのか」
と、理由を尋ね、時には説教が入る。
愛ゆえの行為だが、本気で忙しい時や、元気がない時は、ごめん!と心の中でつぶやき私は姿をくらます。
植物死亡事件の事情聴取が終ると、犬じいさんの写真館でもあるプチガーデンの植物を一つ一つチェック。気が済んだら、「又来るわ」と去っていく。

監督はお客さまではなく、監督なのです。
店内には入りません。

ちょっと口うるさい監督ですが、彼女こそこの時代に地域に一人はいて欲しい存在だなあ・・・と感じます。

監督は自分の育てている植物の苗を株分けしてくれたり、私の知識では到底及ばない、百貨辞典なみの植物通。
裏表のない、愛情深い監督。
本当にありがたい存在。
今では頼りきっています♪


祝福雲


今日は、

今日は

Hanairo一周年です。


私自身も直前まで忘れるほど、もう何年もやってる気分になってましたが、まだ一年なんです。

特別なイベントをするでもなく、いつもと変わらない今日でしたが、
変わらずこの場所でお店をできている事自体が嬉しくて幸せです。


今日はレッスンやお客さまが多く、時間があまりにも速く過ぎ
ほっと一息つけた夕暮れ時。
何気なく外に出たとき見た空が、今まで見たことのない模様。
扇を広げたような、不思議な雲。
急いで撮影。
この一分後にはぜんぜん違う形に変化していました。

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一瞬見せてもらえた天からの贈り物。

この一年も、実りある一年になりますように。


最後に、いつも応援し、暖かく見守って下さっている皆様、
心より感謝いたします。
今後もHanairoをどうぞよろしくお願いいたします。












シテ島・モンマルトル・マレ地区


最終日です。


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パリの朝は本当にキレイ。
セーヌ川です。
まだ人々が活動し始める時間帯は静かで、空気が澄んでます。


まず、シテ島にある、ノートルダム寺院へ。
もう4回目で、実際感動が薄れていく自分がちょっと悲しいけど、なれというのはこういうもの・・・

RIMG2099RIMG2100 表と裏です。













続いて近くのサン・シャペル。
全体がステンドグラスで、圧巻されます。

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その後、初日に行ったモンマルトルへ再び行きました。
初日は仕入れがメインで、ゆっくり散策できなかったので。

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画家が集まるモンマルトルの丘へ。

私はこの地域がもっとも好きです。

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パリ中心部と違って、少し落ち着いた雰囲気の町。
今回は、知らない道を散策。
可愛く、お洒落なお店をたくさん見つけ、感性もすごく刺激を受けました。


そして、マレ地区のサンポールにある、パリに行ったら必ず訪れる店で
アランに再会!
いつものショコラをオーダー。
本当においしくて癒される味。


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アランは、写真を撮る時、何故かいつも厨房へ入れてくれる。



RIMG2131最後に我が友、ジャーミンに会いに。













この日は、オペラ駅付近で最後の食事をして、遅くに帰宅。

旅慣れてきて、荷造りも早くなりました。

5日間じゃ、ぜんぜん足らないけど、帰国の時間がやってきました。

又来年、来れたらいいな♪



最後に、今回宿泊したアパルトマンの写真。
今までの中で最高に良いところでした。

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この旅が、無事に守られ終えられた事に、感謝です☆




シャルトル 2


三日目。

パリからメトロではなく、TGVという高速電車で1時間ちょっとの
シャルトル大聖堂に行ってきました。
世界遺産です。

パリに来てからお天気の日はなかったのですが、今日は快晴!


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まっ白な大聖堂が青空に映えて
とてもキレイ。












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大聖堂を囲んで一周できる庭園。
風が心地よく、のんびりできました。


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ハート雲発見!







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大聖堂の中は
神秘的。








RIMG2079 今回も貧乏旅行で、日本から食材を持ち込み
アパートで自炊してましたが、久々の外食。

ボリューム満点のピザ。





帰りの電車で爆睡し、パリに着き、家路に向かうメトロの駅構内でオーケストラの演奏。
パリのメトロではこういう光景をよく目にします。
車内で、小銭稼ぎの奏楽者がギター弾いたり、アコーディオン弾いたり

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RIMG2090明日がパリで遊べる最終日。
かなりのハードスケジュールで動いてたので
今日は、体を休める為、早めの帰宅。


この写真は、メトロを降りて、地下から地上に
あがってきた時の風景。
この風景を見ると希望が湧いてくる。
私のお気に入りのパリの景色の一つ。


Ma Copain! 2


今日はパリの知り合いを訪ねようと計画してました。

朝から、プレジダンウィルソンのマルシェで店を出す、アメルのところへ。
彼女はE mailをしないらしく、私は、先月訪れる知らせを、古典的に
Air mailを海を越えて送りました。
この時代、E mail ではなく Air mail。洒落てる!!
特に返事はなく(笑)、大丈夫かな、会えるかな・・・と少々不安はありましたが、いました!
アメル!!
私が送った手紙を大切に保管して、今日わざわざ持ってきて待ってくれていました。  
感動。。。

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アメルの店のアクセサリーは全部で60点ほど買いました。
こちらも厳選のウルトラ可愛いものばかりなので、お楽しみに!


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おいしそうなもので、溢れるマルシェを通って次の場所へ。







RIMG2000 エッフェル塔。

曇っていてちょっと残念でしたが、
やっぱりこの場所に来ると、パリへの情熱が
こみ上げてくる。










お次は、私が働かせてもらっていたL’artisan fleruristeへ。


この場所へ向かう時は、なぜかいつも泣きそうになる。
今日も店が見えてきたとたん、体が走り出した。

メンバーがどんどん辞めて行って、そのうち一人はバカンスで、今日はマージンしかいませんでしたが、一年分たっぷり話し最高の時間を過ごしました。

会話の中で、マージンは嬉しい事を言ってくれました。

「どれだけ時がたっても、Chicoのブーケは忘れられない。」

フローリストにとって、これほど嬉しい褒め言葉はなく、自分の作品が人の心に残る事が、作り手としては自分の存在が残る事より嬉しい。
作品が全てを物語るから。

私は今日どうしてもマージンにして欲しいことがあり、お願いした。

「マージン、あなたが感じる私のイメージで、ブーケを作って欲しい。」

いつも自分が人をイメージして作る側。
フローリストは花が好きだけど、フローリストに花を贈る人はほとんどいない。
私はまだまだフランス語を流暢には話せない。
だから、マージンが私の事を実際は良く知らない。
けど、言葉のない部分で、自分はどのようなイメージをもたれているのか、心の部分でどれくらい通じているのか。
とても興味がありました。

マージンは快く引き受けてくれて、プロの表情に瞬時に切り替わり、
「Chico,Chico・・・」 とブツブツいいながら、花を選び始めました。

私はドキドキを抑えられず、ただ楽しみで鼻血が出そうでした。

マージンはピンクをメインに選んでます。


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ほとんど組み終わった時、私は一緒にいた友人に
「私、ピンク選ばれたの初めて。黄色ってよく言われる。」
と言った瞬間、マージンがいきなり黄色い花を追加しはじめました。
もう、びっくり。
日本語がわかるはずないのに。

マージンは完成後、「ふと黄色を入れようと思った。」 と言いました。

私は、神様の粋な計らいに、感激でもう興奮が止まりませんでした。

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帰り道、嬉しくて嬉しくて、いろんなショットで写真を撮りました。


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世界に一つの私のブーケ。
自分の為に創ってもらう事は、こんなにも幸せな気持ちになる。

心の根本から元気をもらえる。

私は改めて、自分の仕事の意味を悟りました。

そして、花の癒しの力にも感動。
地球はなんて生命力に溢れてるんだろう。


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そして、近い未来、生花を扱う店に展開していきたいなぁ、という想いをよりはっきり感じました。


一年に一度しか会わない人達。
マメに連絡するわけでもなく、お互いの事を深く話す事もない。
けれど、こうして再開すると、すごく幸せな気持ちになる。

そういう関係を、この地で成せた事が嬉しい。

今回もまた、来て良かった。





色彩天国 Paris 1


やってきました、パリ!

16日、日本時間の深夜13時に到着。

私は普段4時に起きてるんですが、12時間の飛行機の疲れをものともせず、時差にも負けず、不思議とパリ時間の4時にシャキーンと目覚めた私。

本日二日目、まずは一番好きなモンマルトルのサクレクール寺院へ。
パリ4回目、一度もルーブルへは行かず、ここへは4回。
大好きな場所です。

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その後、モンマルトル付近で、店の仕入れ。

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まず、ボタン専門店で大量にボタンを買いました。
Hanairoではボタンでディスプレイしてて、売って欲しいという声が多いので、今回販売用に。
かなりかわいいので期待してて下さい!


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手芸屋さんを何軒もまわり、毛穴という毛穴から、色が出てきそうになり
鼻息の荒さを抑えられずにいる私でした。




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テンションもマックスに。
可愛すぎるアクセサリーもたっぷり仕入れました!




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この玉は全て照明。

色と光のハーモニー。




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買付けの後は、パリの名物のおやつ、クレープ・オ・スクレ(砂糖のシンプルなクレープ)を食べて、頭のモーターを休ませました。


明日もたくさんインスピレーション受けて、動きまくらないと!







地域密着型のよろこび  パートⅡ  ~Hanairo写真館~


昨年10月11日の日記に書いた、江戸っ子風おじさんのお話に
感動したといろんな人から感想をいただきました!

今回のお話は、あまり感動的ではありませんが(笑)
一つご紹介いたします。

愛犬を散歩させている60歳ぐらいのおじいさんが、うちの前を通る時、
店のディスプレイの花自転車や、花鉢の前に、愛犬をエサでおびきよせ、
携帯で撮影してました。
つまり、Hanairoが愛犬の写真館になっています。
あまりにもおじいさんと犬の様子が可愛く、声をかけようと外に出たら
すごい勢いで撮影を中止し、逃げていきました。

ぜんぜん、続けてくれていいのに~

後日又、Hanairo写真館で撮影大会が始まりました。

いろんな位置に犬を座らせ、何ショットも撮っています。

私は嬉しくて「こんにちわ~」
と出て行くと、またもやさっと逃げ帰りました。

もうそっとしといてあげよう。

そう思い、その後撮影が始まると、私は自分の店なのに隠れて気配を
消すようになりました。

そんなおじいさんと犬の様子をこっそり奥から撮りました(笑)


RIMG1705 おじいさんは嬉しそうに、撮っていました。

お客さんではないけど、おじいさんが満足
そうなので、今後も勝手に見守りたいと思
います。


あけましておめでとうございます


あけましておねでとうございます。
本年もどうぞよろしくお願い致します。

みなさんは、お正月どのように過ごされましたか?

私は基本、人ごみ大嫌いな野生児なので、日本の行事にはほとんど参加しません。
花火大会とかも、地元のささやかなものを遠くから眺める程度。
初詣も行きません。
一度行った事ありますが、一体初詣とはなんなのか・・・
と、意味がわからなくそれ以来行ってません。
なぜこの時だけおさい銭して、一方的にお願い事するのか・・・
あのおさい銭はどこへ行くのか・・・

感謝は普段からするものだし、お祈りは心の中で真実な想いでするものだと思います。

日本の文化・風習は素晴らしいものもたくさんあるけど、日本人特有の
「みんながやってるから、とりあえずやっておけば無難」
というのが苦手な私です。
そういった考えから、ずっと無意味な事が根付いてたりしますよね。
社会でも学校でも地域でも。
どう考えてもB案の方が効率良くて、みんなも実はわかってるけど、昔からのやりかたA案をそのままにしておく、とか。
本当は行きたくないけど、友達がみんな行ってるからランチして帰らないと、とか。

そうしないと嫌われてしまう、仲間はずれになる、自分のポジションがなくなる。
そう思って、自分の思い・考えを押し殺して生活されてる人がほとんどだと思います。

謙虚、思いやり、団結力、そういった日本人の誇らしい性質が、
本来向かうべきところに向いていないのでは、と感じます。

勿論全部が全部そうではありませんが、
今の世の中を見たとき、例えばいじめから自殺に至ってしまうこと、
言いたいことを溜め込んで、精神が不安定になって社会復帰が難しくなること、肉体面でも精神面でも成長していない段階で、結婚・出産すること、
など、違う問題でも同じ共通点があるように思います。

まずは各自が自分の心をしっかり管理することが何より重要だと思います。
きれいで元気な花もお水をやって、状態をこまめにチェックして管理しないと枯れてしまう。
自分の心を一番分かってるのは自分ですよね。

この一年、私自身も、しっかりと自己管理をして自分の内面にもっと磨きをかけて、たくましくなり、
私の花を通して、より多くの人に癒しと感動をお届けして行きたい、

これが目標です☆











ごあいさつ、と思いきや年末にちょっと深い話


みさなまこんばんは。

なかなか書けずに年末になってしまいました。

年末、いつから休もうかと考えてましたが、結局今日まで営業してました。
お正月の生花をされる方や、実家に帰る方がご両親へプレゼントしたい・・・
など、後半はずっとレッスンでした。

よく周りから、「オンとオフ作らないと」と言われますが、私はないんですね。
常に店の事は頭から離れないし、夜遅くであろうともお客さまから連絡あれば対応するし、朝の開店前でも要望があればレッスンする。

私の場合、本当にお客さまあっての仕事。
決して無理はしてなくて、確かに疲れ溜まってるなって思うこともありますが、それでも、このHanairoは私の人生そのもので、私にとってはこの生活リズムはとても自然な事。
ちゃんと、息抜きもできてるし。

Hanairoを3月にオープンしてから、9ヶ月たちました。
オープンする前は、いろんな人がいろんな事を言いました。
いいことも不安にさせることも。

何かをする前は、形のないことをああだ、こうだ説明しても信用性にかける。目に見えないから。
だから、結果を出すしかない。

けど、オープンしてから不思議と不安は全くなかった。
私の中では、確かなもの、確信があったから。
ただ、与えられた仕事を真実な気持ちでこなしていきました。

私が、いつも自分に問いかけていること。

「今が、一番幸せか?」

私は胸を張って答えられます。

幸せは、楽な事、嬉しい出来事がいっぱいある事ではないと思う。
そんな状態続かないし、辛い、しんどいと感じるとき、
次に待っている幸せをイメージできるかどうか。

人には、“良くなりたい、向上したい”
という本能があります。

楽しい事、嬉しい事がずっと続くと、満足してしまう。

学校の教科書も、読み進めて行くうちにレベルが上がって行く。
一章で余裕でできたことが、二章でつまづく。
分からない事を「もうダメ、最悪」 と考えるか、「これが解けたら次に行ける」と考えるか。

最近、若い人で社会に出てもちょっと注意された事で心が病んでしまうという話をよく耳にします。
もちろん、育った環境は大きいかも知れません。
けれど、私達は神様から尊い『自由意志』を与えられています。
“考え”で人は変化できるのです。
環境がどうであっても考えは自分のものだから。

と、ここまでわかったような事書いてますが、私の7年前、創世記シリーズのファンの皆様は、いかに私がめちゃくちゃだったかご存知でしょ(笑)
私が、あの記事を、自分の失態を、イメージダウン覚悟で惜しみなく書いているのは、今の若い世代の人に、「なんとでもなるんだ」という、証をしたかったからです。

年末のご挨拶をと思って書き始めたのですが、思いのほか話が深くなってしまいましたが、最近作品やレッスンのブログがほとんどだったので
ちょっといろんな事書きたくなりました。


今年は、私にとってお店オープンという大歴史があり、
皆様の暖かさに触れ、幸せな一年でした。



☆☆☆ ありがとうございました ☆☆☆


*年始は1月5日から営業いたします