花の作品

ナチュラルカラーのフレーム




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ある建設会社の開店のお祝いにご注文いただいたフレームです。
最近、なぜか、グリーン系のリクエストが続く・・・

この色はやはり、飽きがこないし
心が和む色。

自然界で一番多い、癒しの色。

そして、何か新しい事が始まる時の、フレッシュな色。




私は毎年、その年のテーマカラーを決めてます。
そしてその色の手帳を選びます。

今年は  「 白 」  でした。

白を選ぶのは珍しいんですが、何かいろいろカラフルな出来事が
起こり、今後の方向性を決めるきっかけとなる年になるだろうな、と
思っていたので、真っ白なキャンバスに、たくさんの色を重ねていく
という意味で白を選びました。

その予想通り、パリ滞在も含め、めまぐるしくいろいろな事があり、
真っ白だったキャンバスには、これからの人生の道しるべが
たくさん描かれました。

そして、来年の色。
もう、すでに決まってます。

発表します。

「 黄緑 」   です。

芽生えの新緑の緑。

この作品の緑のイメージです。


いい感じの手帳が見つかりますように!





美容師きよさんへ


私の友人が、通っている美容院のきよさん。
先日、友人が私の話をきよさんにしたところ、ぜひ花を注文したい!
と、言って下さり、打ち合わせをしにきよさんの働く美容院にいきました。

その帰り、友人から、もうすぐきよさんの誕生日だから、何か作ってと
頼まれ、きよさんのイメージで作り、本日サプライズでお届けしに
行って来ました。
いきなりの私の登場に、きよさんはびっくり顔でした。
「お花のお届けです」
と、渡すと、さらに  
「えっ?!」
と、わけがわからない感じでした。
簡単に話すと、やっと分かってきたみたいで、
満面の笑みを浮べました。


DSCF3661 かわいいより、かっこいい雰囲気。

強い信念を持ってる。

自然を愛する。

南アメリカのラテンな感じ。


そんなイメージをもとに作りました。

気に入って飾ってくれるといいな♪

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私の花は、このように
人から人へつながっていきます。
それは、ネット注文のボタンクリックで送られるものではなく
こうして、思いやりのネットワークで見えない絆ができています。

毎回、ご注文をいただくたび、私はそれぞれのドラマを見せて
もらってます。
この先、ずっとかわらずこのスタイル、ポリシーを大切にしていきたいと
思います。






展示会前日  セッティングの様子


友人に付き添ってもらって、大切に慎重にエッフェル塔を運びました。

90センチもあるのです。

DSCF3340 今回の作品は、与えられた空間すべて
が作品です。

周りに飾る花ひとつひとつが
全体を作ります。





それぞれの花が個々の役割を    DSCF3342
果たします。


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花びら一枚だと、ただの花びら。
けど、たくさん集めると花道を作ることが
できる。


そうして、そんなヒトカケラたちが集まって、アートになる。

一枚の葉っぱがたくさん茂ると、木になる。

一枚の桜の花びらは、白く見えるけど、たくさん咲くとピンクに見える。

私たち人間の力も、一人だと微々たるもの。
けど、仲間が増えると最強になる。

こんな世の中だけど、こんな世の中だからこそ、隣の人と手をつないで
できることを探さないといけないと思う。

この作品を手がけて、より強く思いました。











秘密の制作過程


いよいよ今週末、展示会です!
結構できてきました。

展示会に来て下さる方の楽しみを奪ってはいけないので、
ちらっとパーツをお見せします。


DSCF3299 ここの組み立ては、2時間やって
1時間寝るぐらいしないと
体と頭が持ちません(笑)




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  DSCF3306      色あわせしてます。


        私の頭の中のパリカラー。




色を重ねていくことで、イメージがぎゅっと具体化します。

あともう一息。



ビタミンカラーの華やかアレンジ


カイロプラクティックの先生からご注文いただきました。
医院に置くアレンジです。
患者さんが元気な気持ちになるように、ビタミンカラーでとリクエスト。

飾る棚の高さなど教えていただき、患者さんの目線の高さなどを考え
もっとも美しく見える角度で作りました。



10森野先生1      バラをたくさん使い、
      ふんわりボリュームたっぷりに
      仕上げました。


オートクチュール


コサージュを作って欲しい。

と、ご依頼がありました。

親戚の結婚式で、ど派手なコサージュをつけたい。
「意外性」 がキーワード。
身内の結婚式だからどんだけ派手でもオッケーらしい(笑)
ご注文を下さったのは40代女性、関西人。
すっごくオシャレなマダムです。

私はとことん考えました。
コサージュとは、一般的には造花など1りんぐらいの大きな花を
胸につけます。
しかし、このオーダーはど派手に。
問題は重さなのです。
服の生地により、薄いものだと安全ピンごとベロっとさがります。
だから造花のコサージュは軽く平らに作られてます。

プリザーブドフラワーはある程度厚み・ボリュームがあるのでベロっと
なること間違いなしなのです・・・
私は、衣装の事を細かく聞きました。
服を買ったときについてる、予備生地アンドボタンまで借りました(笑)

衣装にどのように固定するか。
一休さんレベルのとんちを働かせ、思いつきました!!

デザインが決まったら、仕入れです。
衣装はシルバーグレーのワンピースに、濃紺のジャケットを羽織るらしいです。
紫をテーマに材料を探します。



そして制作に入ります。

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パーツを作ります。







紡いでいきます。DSCF3104DSCF3095


イメージを見るため、友人に頼んで合わさせてもらいました。

おおお~!めっちゃいい☆☆☆

実際の人間につけると、本当にかっこよくて自分で言うのもなんですが
最高の仕上がりでした。

私が考えた秘策は

『 コサージュの概念を捨てること 』  でした。

それでは完成をご覧下さい!


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セットした時、久々にゾクゾクしました。
そして、ご本人に手渡ししてきました。
予想外のデザインに、驚かれ「すっごくいい」
と大満足していただきました。

ちなみに、一番上の一番大きい濃いバラは、取り外し可能にして
他の衣装でも使えるようにしました。
オシャレな彼女はきっといろいろと考えて使ってくれるはず♪



モデルをしてくれた友人が一言。
「こんなにかっこいいのに、見るのが結婚式に来る人だけって
もったいないなあ・・・もっといっぱいの人に見せたいなあ。」

私:「そやなあ、芸能人とかに作ってつけてほしいなあ(笑)。
例えば、う~んと・・・」

友人:「杉本彩とか?」

私:「あああーーーめっちゃ似合いそう!!」

友人:「だめもとで手紙出してみたら?
ファンレターみたいにして透明の封筒に写真見えるように
入れたらええやん。」

と、私と違って相当勉強できる友人がおかしなことを大真面目に
言うので、出してみようかと半分本気で考えている今日この頃(笑)









花のデザート


DSCF2351 色とりどりの

デザートみたいにアレンジしました。

これらは、内祝いとしてご注文頂きました。

夏なので涼しげに。

なかなかおいしそうでしょ?







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全部で9つ作りました。          

透明の器は全て見えてしまうから

底面をいかに美しく見せるか。

小さいほど難しい。

でも9つ並ぶとかわいい!








天使の贈り物


DSCF2336 お世話になっている方のお誕生日に
友人と二人でプレゼントすることに。

私は、作る相手の事を考えると
インスピレーションで色が出てきます。




彼女にはシャーベットオレンジでした。  DSCF2333

他の色はごちゃごちゃ入れず
透明感があって優しくエレガントな
イメージで作りました。
天使のガラス器を見つけた時は
ああ!こんな感じ!!と
迷わず決めました。






DSCF2337 この作品はひとつひとつの細かい部分に
こだわって丁寧に仕上げました。
ガラスの中は結構狭いので、
その中で、いかに作りこむか。
バラの花びらをくるっと巻いたものを
たくさん作ります。
よくみるとパールが入ってる、と隠し技。

私は花をデザインするとき、
“ 自分が妖精だったらどこで遊びたいか ”
を、常に考えてます。
そんな『 世界 』 を考えるのはとっても楽しい。