1月 2011

店創り記録⑦


先日、友人とIKEAに什器の購入に行ってきました。

友人の車はナビが着いてるんですが、IKEAは新しくできたので
ナビに載ってません。
ある程度近づいたものの、看板など出てなくて困ってました。

その時!!                          DSCF8019
なんと目の前をIKEAの送迎バスが!!!
こんなラッキーな事があるのかと、テンションアップ。
お蔭様で、迷わずスイスイ到着。










DSCF8020 とっても広い店内。

いろいろ欲しいのがでてきますが、
予算が少ないのでがまん。




結局購入したものは、前の下見で   DSCF8978
買うと決めていた、ショーケースのみ。

ここにプリザーブドの商品を入れる
予定。
きっと高級感でるはず。
色はベージュの方。







そして本日は棚創りをしかけましたが、ネジが硬すぎ、自力ではできなくて
親戚にドリルみたいなネジ入れ込む工具を借りに行き、
明日リベンジ予定。

その代わり、昭和初期に使われていた学習机にペンキ塗って
自称“ヨーロッパ調”に。


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ビフォー      →      アフター


1月中にある程度店内のレイアウトを完成させる予定です。




箕面レッスン  1月


昨日年が明けて、初めてのレッスンでした。

今回は生徒さんのリクエストで “ フォトフレーム ” をしました。


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四角いお弁当箱のような枠にアレンジします。
今回は、ほぼ全員がプレゼント用。
出産祝いや結婚祝い、新年のご挨拶用などさまざまな用途でした。


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DSCF8013 こちらの方は、なんと3つ作られました。
すごい!!

全部プレゼントだそうでそうです。


店創り記録⑥


最近やってたこと。

ディスプレイ用の什器探しでいろいろ散策してましたが、まだ検討中。
うちは、結構アンティーク家具っぽいのがあるので、なんとか使えないかなあ・・・と考えたり、ロールカーテンにしようか普通のカーテンにしようか
決めかねてたり・・・  いまいち決断力にかける今日この頃。

だから、いいアイディアと、いいものと出逢う為今は別の事をすることに。


DSCF2572DSCF2577 床磨き。

使えそうな家具の
運搬。
2階の作業場から
降ろして来ました。
かなり重かった。


そして椅子のペンキ塗り。
これは、レッスン用兼お客様との打ち合わせ用。
パイプが嫌いな黒だったので、ペンキ屋さんがくれた、残りペンキで
塗りました。 これが結構時間かかる。

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でも塗装作業は大好きなので楽しい。


★しないといけないこと★

・什器探し
・看板作り
・イスペンキ塗り残り
・カーテンどうするか
・外観デコレーション
・店内ディスプレイ
・照明
・チラシ作り
・スタンプカード作り
・商品制作

そして・・・

二代目エッフェル塔作り ←これが多分一番しんどい(笑)


あと一ヶ月ちょっとでできるんか?! (しかもパリで1週間抜ける)

と、不安な気持ちは捨てて、なんとかなる魂でやりきるしかない。


皆さん、3月3日無事開店を迎えれるように祈っててください!!


創世記  第二話


私の配属先は、“婦人用品課”の“婦人身の回り品係”の
ハンカチ・靴下売り場のハンカチコーナーでした。

面倒な前置きつきますが、百貨店ってそんなんです。

仕事内容は、ハンカチの商品陳列、整理、ディスプレイ、接客、
そしてそして、進物用のラッピング!!

ハンカチを綺麗に折って箱詰めし、あの百貨店特有の包装をして、お得意のリボンをキュッ。

包装はもうお手の物でした。
そのうち、ディスプレイに凝る様になり、ワイヤーでできた什器に
あらゆる結び方や魅せ方を披露したりするのですが、
まさにそれは私にとっての作品でした。

それでも当時の私にとっては仕事は二の次。
恋人との時間が何より大切でした。
結婚資金は徐々に貯まって行きました。

そんな生活を繰り返して約二年が経ちました。

ちょっとした変化がありました。

人事異動です。

私は、なんと化粧品売り場のレジ担当に!!

あのときの失望感は今でも鮮明に覚えてます。
この私がレジ!?  ありえない。
しかしレジの人員不足で唯一動かせるコマがアルバイトという立場の
私だったのです。

無駄に抗議しましたが結果はむなしく、泣く泣くレジに・・・

あぁ、たいくつ。
動きたい。
眠くなる。

苦痛のオンパレード。

嫌々してるのでもちろんミスを連発。
異動させた部長が悪い、適性がないことくらいわかるやろ!
と、イライラが募る。

当時私は、本当に仕事をなめてました。
今思うとなんて最低な人間。

自称最低人間、認めたもののやっぱり向いてない。
体が拒絶反応するぐらい。
ストレスで胃がおかしい。

レジは売り場から離れた奥の隔離された場所にあるのです。

何か自分が本当に壊れそうでした。
どう考えてもやりがいを見出せません。

限界が来た私の心は叫びました。

もっとラッピングできるところに行きたい!!

と、思うと同時に私はまたもやタウンページを開き、
ラッピングコーナーが入っている百貨店に電話しました。

「募集してなかったのですが、何をみてお電話されましたか?」
と聞かれ、まさかタウンページです、なんていえるわけもなく適当な事
言いました。
そして面接にこぎつけ、
「いやぁ、すごいタイミングで来られましたね。実はちょうど募集をかける
前だったんです。ちょうどラッピングコーナーで1名辞めるスタッフが
いたので、本当にラッキーですね。」
と、驚かれ無事面接通りました☆

しかも!

管轄は“教養用品課” の “文具売り場” の

なんとなんと

ラッピングコーナー兼、画材コーナー担当。

ドンぴしゃり。
この言葉がぴったりの心境でした。


22歳  秋



つづく


店創り記録⑤  「ペンキ屋さんありがとう」


今日がペンキ屋さんの最終日。

5日間ずっと来てもらってたので、ちょっと寂しい気持ちに・・・

今日は追加でお願いしてた内装の窓枠やドアなどを仕上げていただきました。

DSCF7160 私が生まれる前から貼られてる魚のシル。
これは、いとこのおばちゃん(父の姉)
が子供の時貼ったもの。
普通剥がすだろうけど、窓に魚が泳いでる、
なんとも愉快な感じが気に入ってるので
意味不明ではありますが、このままに。



DSCF7158 この場所は、光の入り方がきれい。
自然光がキラキラまぶしいです。
このあたりにレジカウンタースペースを
設ける予定。

観葉植物も少し販売できたらなと
考えてます。


無事に全ての塗装行程が終了。

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ペンキ屋さんは、私が何か塗る時の
為に、ペンキを分けて置いていって
くれました。
さらに、刷毛もくれました。


ペンキ屋さんがトラックに荷物を全て積み終わって見送る時、

ドラマチックに雪の演出が!

優しくふわふわ降る雪は、なんだか “祝福の雪” に感じられました。

ずっといい天気が続いてて最後の最後に、花びらのような雪。



良い縁に恵まれ、本当に感謝でした。

何年後かにまたお願いする事になるでしょう。







店創り記録④  「ペンキ屋さんの仕事に密着」


DSCF7143 昨日、今日とペンキ屋さんの塗装作業は続きます。

これは、階段部分の下塗り光景。
この階段、他社での見積もりでは別途5万ほどする。
けど、ここのペンキ屋さんはなんと、
「ついでにやりましょっか?」 
と、快く引き受けてくれたのです!



ペンキの匂いは、すごくキツイ。
私なんか20分くらいで頭いたくなります。
なのにもくもくと作業をする職人さん。
本当にすごいです。
誰にでもできることじゃありません。


看板は、私が手書きで作る予定。
ももの木の看板を塗り替えます。
「あの~、すみませんが、この看板の下塗りお願いできませんか?」
と、頼んでみた。
「いいっすよ~」
と、またまた引き受けてくれた。
ギリギリまで色を悩んでました。
壁と合わせてチョコレート色か、アイボリーか・・・。
私の心はアイボリーに傾いてました。
私はこういう二択の時、自分でくじを作り、左右の手に握りん     
「神様教えて~」 と童心なテンションで引き当てます。

冗談のような本当の話ですが、必ずどちらかの手が暖かくなる気がします。
一回目引くと・・・    アイボリー!

二回目引くと・・・    アイボリー!!

三回目引くと・・・    アイボリー!!!

という結果で迷いなくアイボリーに決定。


DSCF7146 そして、直前にさらに良いこと
思いつきました!

ほんのり桃色よりのアイボリーにしよう。

お兄さんにその事伝えると見事な調合で
私の思い描いてる通りの
淡い淡い桃色アイボリーを作ってくれました。

これぞ神業☆  感激。



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どんどん店の色が変わって行きます。

私は他も統一したくなり、別途窓枠のシルバーもチョコレートに塗り替える
注文を追加しました。

なので3日間の予定が4日半に。
追加といっても、本当に良心的な値段で応じてくださいました。

さらに
「他、ついでに塗って欲しいとこあったら、どこでも言ってください。」
と、ありがたいお言葉・・・

ああ、このペンキ屋さんに頼んで本当に良かった。

DSCF7155 ドアもいい感じでしょ♪

内装の窓枠もお願いしました。

どんどんお願いが増えて行き、さすがに悪いので
初めの約束より増えすぎなので、お支払いします
って言っても「サービスします!」 と。

ペンキ屋さんもこの店になんか愛着を持ってくれた
ように感じました。


私は、天井掃除終わらせ、       DSCF7154
続きまして換気扇や細部の掃除。

明日、最後のペンキ屋さんの作業終わり。

今週は、什器集めとロールカーテン
取り付けします。

ちなみにこのつなぎ、学生のとき
これ着て油絵描いてました。
(走り屋とかではありません  笑)





店創り記録③ 「ペンキ屋さん 二日目」


今日は快晴。

絶好のペンキ日和です。

今日は、ペンキ屋のお兄さんが2人掛かりでの作業です。

いよいよ色塗りが本格的に開始しました。

他で見積もってもらったペンキ屋は、どこも足場を組まないとできないと
言う中、この創業33年のペンキ屋は、唯一
「組まなくてもなんとかやってみる」 と言ってくれたのでした。
そして見事に本当に足場なしで、梯子のみでやってくれたのです。
すごい!! 
と、職人技に惚れ惚れしました。

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思っていた通りの色に感激。     DSCF7125

イチゴチョコのように

おいしそうな色です♪






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私は引き続き壁磨き。

予定より1日早く終わったので

明日は天井磨きに移ります。


多分、一人だとだらだらやってたけど、お兄さんたちの動きに
いい刺激を受け、てきぱき作業ができます。


天井磨きの後は、床磨き。
これでしんどい作業はおわり、後は作りこんでいくお楽しみな
作業が待ってるのです!



店創り記録②  「ペンキ屋さん来る」


今日から、ペンキ屋さんが塗装に来てくれました。

私は、ペンキ屋さんのツテがなく、ネットで探そうと思いました。
けど、山ほどあるペンキ屋さんから、どうやって選ぼう・・・と、
勘でこれ!って思ったところをクリックしました。

そしたらびっくり!!

創業33年。

出た!33シリーズ!!
これや~。一発目からビンゴ!
一応、相互見積もりとってもらうために、あと3件ほど選びました。

結果、創業33年のとこが、一番良心的で安かったんです☆
(一番高かったとことは20万円ほどの差額でした)

即決定でした(笑)

昨年末に予約して、今日がスタートです。


予算が少ないので、外観のピンクはそのままで、ツートンになってる
グレーの部分をチョコレート色にする計画です。
このピンクは10年前に食堂を塗り替えるとき、私がピンクと提案しました。
自分が使うとなると、ピンクはちょっと・・・と思ったけど、
大丈夫、かわいい!と思い直し、目立つしいいやと思考転換。


DSCF7091 これらを混ぜて、オリジナルの色を作る
らしい。

試し塗り。 DSCF7089
満足の色を
作ってもらいました





今日はひび割れの補正とマスキングをしてました。
3日間で終了予定。



私は、中で壁磨き。
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私もペンキ屋と合わせて3日間で終了予定。


内装は、初め壁を白に塗り替えようと
思ったけど、
このレンガの感じは今時珍しいので、
残す事にしました。






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以外に体力いるんです。

食堂時代、おっちゃんのお客さんが多く
タバコのヤニがすごいことに。
10回ぐらい同じとこ拭きました。

DSCF7111

チョコ食べて
エネルギーに!

そしてまた頑張る!
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しんどいけど楽しい。

「これからもよろしくね!」
という想いをこめて丁寧に磨きました。

また明日続きやるぞーーー。


店創り記録①  「 ももの木から華色へ 」


本格的に本日から店創りを開始しました!
“ 店創り記録 ” というシリーズでその様子をタイムリーにお伝えして行きますので、ご愛読ください☆



まず、オープン日を3月3日にした理由をお話します。

私の実家は自営業で、祖父母の代から父母の二代で食堂をしていました。
私はいつか自分の店をこの場所でしたいと考えていました。
でもそれは、曖昧であまりにも漠然としていました。
けど、私は時期が必ず来ると信じ、焦らず時を待っていました。
ご存知の方も多いのですが、パリ滞在中に父の病気が悪化し、食堂は休業になりました。
帰国後、精神的にも辛い状態が続いたのですが、エッフェル塔を作ったあたりから、
頭にぼんやり 『 3月 』 と浮かびました。

3月?
3月か・・・
3月ねぇ。
3月!

考えるほど明確になり、3月に店したい!と母に言いました。
そしたら、
「この食堂が開店したのも3月やで。確か8日やったかな。
でもおばあちゃん、ほんとは3日にしたかったらしいよ。
工事の都合で延びて8日になったって。
桃の節句やから “ ももの木 ” ってつけたって。」

それを聞いた瞬間、この直感は間違いない!と確信しました。

私は2月が誕生日なので、ちょうど33歳の年なんです。

その翌日あたりから、偶然か運命か、おもしろいくらいに「33」という数を目にするようになりました。

ほんの一例ですがこんなんです。



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左から、バーベキューに行った時のレンタルナンバー。その時友人が着ていたトレーナー。たまたま見た走行距離。


こんなんがしょっちゅう(笑)

そして、この2月で私は33歳になるんです♪

だから、きっと何か意味があってこの日になったって思うとわくわくするんです!



私は、小さい頃自分の家が自営業ということが嫌でした。
晩御飯はいつもお客さんが帰ったあと。
お腹すいた~と文句をいってすねては両親を困らせてばかりいました。


高校生のとき亡くなったおじいちゃんは、私をおぶって毎朝店の掃除をしていました。
市場への仕入れも毎回幼い私の手を引いてつれて行ってくれました。
釜に残ったお米で、大きな手で塩おにぎりを作ってくれました。


今は足腰が弱くなったおばあちゃんは、私を毎日お風呂に入れてくれました。
おばあちゃんは、私に絵を描くことを教えてくれました。
人形を作ってくれました。
私は3体の人形に、ヘコカン・ビクカン・ゆきこちゃんと意味不明な名前をつけました。


しょっちゅう喧嘩するけど、私の最大の味方のお母さん。
初めは猛反対だったけど、今は力強く応援してくれてます。
千華子という名前は母がつけてくれました。


そして、記憶に障害が出てしまい、今は私の事がわからなくなってしまったお父さん。
けど、お父さんが 「今がやる時やで」 という事を判らせてくれたんだと
思います。


この場所には、今の私が生きている “ 命の連鎖 ” があるんです。



物件がすでにあるのは、本当に恵まれてると思います。
以前はそれが後ろめたく、甘えだと感じ、別の場所でしようと思ったこともありました。

けど、私は花屋をするためにこの家に生まれてきたと今は思わずには入られません。


母が言ってました。
私が生まれて最初にしゃべった言葉。
それは 「ええなぁ」  だそうです。
花や、花柄の毛布などを指差しては 「ええなぁ」 と言っていたそうです。



だから、この恵みに感謝して、大切に使わせてもらおう
と、決めました。


DSCF3259 ありがとう、

ももの木。
















創世記  第一話


やっと、この分野にたどり着きました。

ずっと語りたかった内容です。

今日は、今年3月3日の店創りに至るまでの、私の長い計画のはじめの事、私の花歴史が生まれるきっかけとなった初期の話を書いてみたいと思います。


私が花の仕事に出会ったのは、案外遅いんです。
今から7年前の25歳。

どうして花の仕事に決めたの?
と、いう質問をよくされるんですが、残念ながらドラマチックな理由ではありません。

ここにたどりついた経緯は次の通りです。

物心ついた時から、色が大好きでした。
自分の創った想像の世界が好きでした。

幼少時代も、人と群れずに一人遊びや創作遊びばかりしてました。
まわりの同級生と全く価値観が合わず、アイドルやテレビに興味がなかった私は、冬の花壇の石をひっくりかえし、冬眠している団子虫の観察したり、露草(青い草花)の色素を絞って和紙を染めたり、どの雲に座ろうかと真剣に考えたり・・・
小2にしてはずいぶんシブい遊びをしてました。

中学、高校も学校の成績は中の下。
勉強はだいっきらい。
学校もだいっきらい。

唯一、音楽と美術だけ通知簿は10。

そんな私に高校の時、担任でもない英語の先生が
「この短大、いいんじゃない?」
と、ある短大のパンフレットをくれました。
美術系の短大でした。

その先生は私が美術が得意なのを知っていたのです。

19歳

記憶をたどると、それがスタートだったように思います。

その短大での生活は、今までの学校嫌いを覆す、まさにパラダイス。
やっと自分の生きる場所、呼吸のできる場所が見つかった・・・

油絵を専攻していたにもかかわらず、卒展ではダンボールで家を作り、
卒展後、皆が大切に作品を持って帰るなか、私のハウスは扉から出すことができず、解体。
何日かしてから、担任の先生に職員室に呼ばれ、いつも怒られてたので
びくびくして行ったら
「校長からお言葉を預かっています。
“ どうか、自由に生きてください ” 」
と言われ、ずっこけました。

そんなパラダイス生活も終わり、
進路は・・・

当時、私は付き合っていた人と結婚するつもりでした。
だから、仕事の事は真剣に考えず、バイトで結婚資金を貯めようとしてました。
学生時代から某スーパーの野菜売り場で働いていたので、その流れで
野菜専門店でバイトをしてました。
これといったやりがいもなく、本当に毎日ぼーっと生きてました。

せっかく短大で美術科の教員免許もとったのに、何してるんやろう・・・


21歳

そんなある日、小さな転機。

進物用のメロンにリボンをかけてました。
くるっとしてキュッ。
くるっとしてキュッ。

その感覚の心地よさに、魂と体が反応。

何これ楽しい!

私は誰より、リボン結びが上手な事に気づきました。

あーーーー
もっともっと結びたい!
キュッとしたい!!

私はどうすればもっと結べるか考えました。

閃いた☆

百貨店で働けば、たくさんプレゼント用があるから包装して、たらふくリボンが結べる!

思いついたらいてもたってもいられない性質なので、さっそくタウンページで最寄り駅沿線上の百貨店の番号を調べ電話。
(ちなみに私は求人雑誌ではなくこの先もタウンページで職場を探すのです。百発百中)

たまたまお歳暮シーズンで短期バイトを募集していたらしく、面接に滑り込めました(笑)
短期募集にもかかわらず強引に長期希望と言い、
見事に私はある部署に配属されました。





つづく