店創り記録

店創り記録③ 「ペンキ屋さん 二日目」


今日は快晴。

絶好のペンキ日和です。

今日は、ペンキ屋のお兄さんが2人掛かりでの作業です。

いよいよ色塗りが本格的に開始しました。

他で見積もってもらったペンキ屋は、どこも足場を組まないとできないと
言う中、この創業33年のペンキ屋は、唯一
「組まなくてもなんとかやってみる」 と言ってくれたのでした。
そして見事に本当に足場なしで、梯子のみでやってくれたのです。
すごい!! 
と、職人技に惚れ惚れしました。

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思っていた通りの色に感激。     DSCF7125

イチゴチョコのように

おいしそうな色です♪






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私は引き続き壁磨き。

予定より1日早く終わったので

明日は天井磨きに移ります。


多分、一人だとだらだらやってたけど、お兄さんたちの動きに
いい刺激を受け、てきぱき作業ができます。


天井磨きの後は、床磨き。
これでしんどい作業はおわり、後は作りこんでいくお楽しみな
作業が待ってるのです!



店創り記録②  「ペンキ屋さん来る」


今日から、ペンキ屋さんが塗装に来てくれました。

私は、ペンキ屋さんのツテがなく、ネットで探そうと思いました。
けど、山ほどあるペンキ屋さんから、どうやって選ぼう・・・と、
勘でこれ!って思ったところをクリックしました。

そしたらびっくり!!

創業33年。

出た!33シリーズ!!
これや~。一発目からビンゴ!
一応、相互見積もりとってもらうために、あと3件ほど選びました。

結果、創業33年のとこが、一番良心的で安かったんです☆
(一番高かったとことは20万円ほどの差額でした)

即決定でした(笑)

昨年末に予約して、今日がスタートです。


予算が少ないので、外観のピンクはそのままで、ツートンになってる
グレーの部分をチョコレート色にする計画です。
このピンクは10年前に食堂を塗り替えるとき、私がピンクと提案しました。
自分が使うとなると、ピンクはちょっと・・・と思ったけど、
大丈夫、かわいい!と思い直し、目立つしいいやと思考転換。


DSCF7091 これらを混ぜて、オリジナルの色を作る
らしい。

試し塗り。 DSCF7089
満足の色を
作ってもらいました





今日はひび割れの補正とマスキングをしてました。
3日間で終了予定。



私は、中で壁磨き。
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私もペンキ屋と合わせて3日間で終了予定。


内装は、初め壁を白に塗り替えようと
思ったけど、
このレンガの感じは今時珍しいので、
残す事にしました。






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以外に体力いるんです。

食堂時代、おっちゃんのお客さんが多く
タバコのヤニがすごいことに。
10回ぐらい同じとこ拭きました。

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チョコ食べて
エネルギーに!

そしてまた頑張る!
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しんどいけど楽しい。

「これからもよろしくね!」
という想いをこめて丁寧に磨きました。

また明日続きやるぞーーー。


店創り記録①  「 ももの木から華色へ 」


本格的に本日から店創りを開始しました!
“ 店創り記録 ” というシリーズでその様子をタイムリーにお伝えして行きますので、ご愛読ください☆



まず、オープン日を3月3日にした理由をお話します。

私の実家は自営業で、祖父母の代から父母の二代で食堂をしていました。
私はいつか自分の店をこの場所でしたいと考えていました。
でもそれは、曖昧であまりにも漠然としていました。
けど、私は時期が必ず来ると信じ、焦らず時を待っていました。
ご存知の方も多いのですが、パリ滞在中に父の病気が悪化し、食堂は休業になりました。
帰国後、精神的にも辛い状態が続いたのですが、エッフェル塔を作ったあたりから、
頭にぼんやり 『 3月 』 と浮かびました。

3月?
3月か・・・
3月ねぇ。
3月!

考えるほど明確になり、3月に店したい!と母に言いました。
そしたら、
「この食堂が開店したのも3月やで。確か8日やったかな。
でもおばあちゃん、ほんとは3日にしたかったらしいよ。
工事の都合で延びて8日になったって。
桃の節句やから “ ももの木 ” ってつけたって。」

それを聞いた瞬間、この直感は間違いない!と確信しました。

私は2月が誕生日なので、ちょうど33歳の年なんです。

その翌日あたりから、偶然か運命か、おもしろいくらいに「33」という数を目にするようになりました。

ほんの一例ですがこんなんです。



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左から、バーベキューに行った時のレンタルナンバー。その時友人が着ていたトレーナー。たまたま見た走行距離。


こんなんがしょっちゅう(笑)

そして、この2月で私は33歳になるんです♪

だから、きっと何か意味があってこの日になったって思うとわくわくするんです!



私は、小さい頃自分の家が自営業ということが嫌でした。
晩御飯はいつもお客さんが帰ったあと。
お腹すいた~と文句をいってすねては両親を困らせてばかりいました。


高校生のとき亡くなったおじいちゃんは、私をおぶって毎朝店の掃除をしていました。
市場への仕入れも毎回幼い私の手を引いてつれて行ってくれました。
釜に残ったお米で、大きな手で塩おにぎりを作ってくれました。


今は足腰が弱くなったおばあちゃんは、私を毎日お風呂に入れてくれました。
おばあちゃんは、私に絵を描くことを教えてくれました。
人形を作ってくれました。
私は3体の人形に、ヘコカン・ビクカン・ゆきこちゃんと意味不明な名前をつけました。


しょっちゅう喧嘩するけど、私の最大の味方のお母さん。
初めは猛反対だったけど、今は力強く応援してくれてます。
千華子という名前は母がつけてくれました。


そして、記憶に障害が出てしまい、今は私の事がわからなくなってしまったお父さん。
けど、お父さんが 「今がやる時やで」 という事を判らせてくれたんだと
思います。


この場所には、今の私が生きている “ 命の連鎖 ” があるんです。



物件がすでにあるのは、本当に恵まれてると思います。
以前はそれが後ろめたく、甘えだと感じ、別の場所でしようと思ったこともありました。

けど、私は花屋をするためにこの家に生まれてきたと今は思わずには入られません。


母が言ってました。
私が生まれて最初にしゃべった言葉。
それは 「ええなぁ」  だそうです。
花や、花柄の毛布などを指差しては 「ええなぁ」 と言っていたそうです。



だから、この恵みに感謝して、大切に使わせてもらおう
と、決めました。


DSCF3259 ありがとう、

ももの木。