パリ紀行 Ⅱ 空便り
13時間も飛行機に乗っていると、
小さな飛行機の窓は、スクリーンになる。
どんな映画より、感動的だ。
夜が明けて、朝日が昇り、弾ける光の朝が来る。
それは当たり前に訪れるけど、とても大切な神様が創ったルールだ。
私は、幼い頃から、雲の上には天国があると信じていた。
きっと、もっともっと遠いところにあるんだろうけど
ここが一番天国に近い場所に思う。
どうして、こんなに空は美しいのだろう。
この地球、宇宙こそが最大の芸術作品だ。
改めてその素晴らしさを体感した、旅の終わりでした。