chikako

パリ紀行 Ⅱ  2月4日


この日は、ずっと行きたかったモンサンミッシェルのツアーに申し込んでいました。

モンサンミッシェルは13世紀に大天使ミカエルの指令により創られた、
フランス西海岸に浮かぶ、世界遺産の修道院です。

ツアーをいろいろ探している時、ふと目に止まったのが“ラヴイユ村”。
これは、ノルマンディー地方の小さな村でモンサンミッシェルに行く途中に
あり、両方行ける。
直感で行こう!! と決めました。
村はラヴイユ村の他、3種類の村があり、曜日によって異なりました。
私が行きたい日程とラヴイユ村があてはまったので、縁があるなと感じました。


ラブイユ村はとても小さな、おとぎ話のような村でした。

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マドレーヌ教会という
かわいい教会でお祈りをしました。



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ステンドグラスがきれい。



そして、私がここに来た最大の理由がわかりました。


この村の人が全て手作りで制作している、革製品のお店があったのです。

私の好みにぴったり過ぎて、驚きました。

これぞ、私が自分の店におきたい商品!!


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写真の皮のブレスはほとんど買い占めました。
私のコンセプトにぴったりの
「まごころこもった一点もの」
こんなに価値あるものは他にはないでしょう。

欲しい方、ぜひご来店ください!!


ツアーの最大のデメリット、それは制限時間ですね・・・
残念ながら、たったの40分しかここでの滞在時間はありませんでした。

けど、本当にすばらしい商品と出逢えて嬉しい。

ありがとう、ラヴイユ村。
簡単に行ける場所ではないけど、だからこそ価値がある。

あ~、ディスプレイするのが楽しみだ。



そして、ついに来た、
モンサンミッシェル。

が、しかし・・・
目の前にしても私のアンテナが、まったく反応しない。
感動がない。
どうして???
曇り空のせいかな?

写真のまんまの神秘的な姿なのに。

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写真大好きな私が、一向にシャッターを押さない。

数少ない写真がこちら。

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頭痛がする。
もしかしてこの感じは・・・

モンサンミッシェルに足を踏み入れたとたん、すべてがわかりました。

大天使ミカエルは神の遣いです。
ミカエルが人間の夢に現れ、ここを作るよう命じたといわれています。
とても聖なる場所なのです。
これは、この地で伝えられている話ですが、一般の人もこの神秘的な造形物を見て、何も感じない人はいないでしょう。
人間だけの力ではとてもこんな壮大なものは作れないと思います。


ある芸術家は言いました。
「私たち芸術家は、時に自分の能力以上のものを出せる。
そこには、きっと神が働く」

世界にはあらゆる分野の芸術家がいます。

音楽、映画、演劇、絵画、スポーツ、作家。

美しい音色を聞けば自然に涙が出るし、
フィギュアで一生懸命な真央ちゃんを見れば熱くなるし、
心を込めて作ったウェディングブーケは一生新婦の心に焼きつく。

芸術家の使命は「感動」 を伝える事だと私は思います。


そういう、「神秘」 な場所で起こっていた現実。

それは、汚い金儲けでした。
聖なる場所、昔修道院であったその場所は悲しい姿に形を変えてしまってました。

意味の分からない高額な土産が並び、
なぜかバーが立ち並び、
ヘビースモーカーたちは、タバコをすいまくる。
世界中から訪れた、いちゃつくカップル。

これでは、ミカエルも神様もがっかりだろう。

私は、気


パリ紀行 Ⅱ  2月3日


さて、動きます!
本日の計画。

1.モンマルトルの丘&サクレクール寺院
2.オルセー美術館
3.レザの店に会いに行く


昨日の移動の疲れをぶっ飛ばして、早朝より始動。

モンマルトルについてまずは腹ごしらえ。

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おいしいサンドウィッチをかぶりつきます。
パリのサンドウィッチはほとんどがフランスパン。

そして初ママ登場!
(似てる?)

このあたりで、店の商品にするものを購入。

呼び鈴とかわいいトランプ。

そして石段を登り、サクレクール寺院に到着。
パリが一望できてとってもキレイです。

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そして、芸術家が絵を描いている、モンマルトルの丘に。

この日は天気が良くなくて、あまりいませんでした。

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そして次は、オルセー美術館に。

昔駅だった場所が美術館になってます。
ここはかなり良かった。おすすめです。

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一度アパルトマンに帰り休憩。
ママと一緒にレザの店に行こうと思ってたけど、
「久々の再開、ゆっくりしておいで」
と言ってもらい、一人で店に向かいました。

店の前で、興奮がピークになり
爆発しそうな心臓で店の扉を開けました。

「Chico------!!!」

ジャーミンが迎えてくれました。
そして二階からから、ドタドタドタとすごい勢いでマージンが降りてきて、
挨拶のレベルを超えたタコのようなキスでほっぺたを吸われました(笑)

本当に嬉しくて何度も2人と交互に抱き合い、ギャーギャー言いながら再開を喜びあいました。
歓迎にワインを入れてくれて、ささやかなパーティーをしてくれました。

残念な事に、スタッフが6人も辞めてしまい、この二人だけでした。
故郷に帰った人、別の職場にいった人、どこへ行ったか分からない人。
変化はつねに起きていて、同じ瞬間って二度とないんだなって痛く感じました。
みんなそれぞれの人生を生きていて、それぞれの事情を持っている。
だからこそ、出逢いはすばらしい奇跡だと思う。
前は、二度と会えないことをとても寂しい事のように感じてた。
けど、そうではなく、そういった出逢いは、「感動」という
神様からのプレゼントだと今は思います。

レザは、この日は別の遠い店舗にいてて、会えませんでした。

ジャーミンが言ってくれた嬉しい一言。
「フランス語がとても上手になってる!」

実は内心不安でした。
1年もたってるのに、変わってなかったらどうしよう・・・
ピエールとのレッスンと、試験勉強した成果はきちんと現れてたみたい。
良かった・・・

久々にブーケを作らせてもらいました。



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そして、ジャーミンが趣味で作っている
変な髪飾りをかぶせられました。

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お土産に、生姜湯と甘納豆をあげました。

いけるかな~と思ってたら、お口にあったようで大喜び。










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最高に楽しい夜でした。


パリ紀行 Ⅱ  2月2日


今回で三回目のパリ。

一回目はおととし11月、花の研修ツアーで1週間。
二回目は昨年3月から約3ヶ月、一人で修行。
三回目は母と。

そして今回の旅の醍醐味は 「仕入れ」 です。

3月3日のオープンに向けて、フランス雑貨の仕入れ。
きっと素敵なものとめぐり合える!
期待で胸を膨らませ、旅の幕開けです。

そして、新婚旅行以来の海外という母の為に、ガイドをがんばります。


今回もまた、オランダ航空でアムステルダム経由の飛行機です。
オランダの空港は、広くて面白い。
チューリップの球根や花の種が大量に売られてます。

DSCF8062 外には出れないけど、乗り継ぎの時間
オランダ気分を満喫します。






午後6時、無事パリに到着。
空港からシャトルバスでオペラという町に。
そこからタクシーで、今回滞在するオデオンという駅まで行きました。

過去二回は、激しいハイテンションだったんですが、今回は妙に落ち着いていて、感動が薄れていくのを寂しく思いつつ、パリがだんだん第二の故郷に感じられることを嬉しくも思いました。

滞在場所は、アパルトマンにしました。
ホテルだと、落ち着かないし、食べたい時に食べたいものをと考え
体調管理に重点を置き、キッチンのあるアパルトマンにしました。

とっても素敵な部屋でした。

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明日から


パリに行ってきます。

今回は宿泊先のアパートの備え付けのパソコンを使うので、タイムリーな日記はかけないかもしれません。
帰国後、お楽しみにお待ちください。
8日の朝に帰国します。

それでは、行ってきまーす♪


店創り記録⑦


先日、友人とIKEAに什器の購入に行ってきました。

友人の車はナビが着いてるんですが、IKEAは新しくできたので
ナビに載ってません。
ある程度近づいたものの、看板など出てなくて困ってました。

その時!!                          DSCF8019
なんと目の前をIKEAの送迎バスが!!!
こんなラッキーな事があるのかと、テンションアップ。
お蔭様で、迷わずスイスイ到着。










DSCF8020 とっても広い店内。

いろいろ欲しいのがでてきますが、
予算が少ないのでがまん。




結局購入したものは、前の下見で   DSCF8978
買うと決めていた、ショーケースのみ。

ここにプリザーブドの商品を入れる
予定。
きっと高級感でるはず。
色はベージュの方。







そして本日は棚創りをしかけましたが、ネジが硬すぎ、自力ではできなくて
親戚にドリルみたいなネジ入れ込む工具を借りに行き、
明日リベンジ予定。

その代わり、昭和初期に使われていた学習机にペンキ塗って
自称“ヨーロッパ調”に。


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ビフォー      →      アフター


1月中にある程度店内のレイアウトを完成させる予定です。




箕面レッスン  1月


昨日年が明けて、初めてのレッスンでした。

今回は生徒さんのリクエストで “ フォトフレーム ” をしました。


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四角いお弁当箱のような枠にアレンジします。
今回は、ほぼ全員がプレゼント用。
出産祝いや結婚祝い、新年のご挨拶用などさまざまな用途でした。


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DSCF8013 こちらの方は、なんと3つ作られました。
すごい!!

全部プレゼントだそうでそうです。


店創り記録⑥


最近やってたこと。

ディスプレイ用の什器探しでいろいろ散策してましたが、まだ検討中。
うちは、結構アンティーク家具っぽいのがあるので、なんとか使えないかなあ・・・と考えたり、ロールカーテンにしようか普通のカーテンにしようか
決めかねてたり・・・  いまいち決断力にかける今日この頃。

だから、いいアイディアと、いいものと出逢う為今は別の事をすることに。


DSCF2572DSCF2577 床磨き。

使えそうな家具の
運搬。
2階の作業場から
降ろして来ました。
かなり重かった。


そして椅子のペンキ塗り。
これは、レッスン用兼お客様との打ち合わせ用。
パイプが嫌いな黒だったので、ペンキ屋さんがくれた、残りペンキで
塗りました。 これが結構時間かかる。

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でも塗装作業は大好きなので楽しい。


★しないといけないこと★

・什器探し
・看板作り
・イスペンキ塗り残り
・カーテンどうするか
・外観デコレーション
・店内ディスプレイ
・照明
・チラシ作り
・スタンプカード作り
・商品制作

そして・・・

二代目エッフェル塔作り ←これが多分一番しんどい(笑)


あと一ヶ月ちょっとでできるんか?! (しかもパリで1週間抜ける)

と、不安な気持ちは捨てて、なんとかなる魂でやりきるしかない。


皆さん、3月3日無事開店を迎えれるように祈っててください!!


創世記  第二話


私の配属先は、“婦人用品課”の“婦人身の回り品係”の
ハンカチ・靴下売り場のハンカチコーナーでした。

面倒な前置きつきますが、百貨店ってそんなんです。

仕事内容は、ハンカチの商品陳列、整理、ディスプレイ、接客、
そしてそして、進物用のラッピング!!

ハンカチを綺麗に折って箱詰めし、あの百貨店特有の包装をして、お得意のリボンをキュッ。

包装はもうお手の物でした。
そのうち、ディスプレイに凝る様になり、ワイヤーでできた什器に
あらゆる結び方や魅せ方を披露したりするのですが、
まさにそれは私にとっての作品でした。

それでも当時の私にとっては仕事は二の次。
恋人との時間が何より大切でした。
結婚資金は徐々に貯まって行きました。

そんな生活を繰り返して約二年が経ちました。

ちょっとした変化がありました。

人事異動です。

私は、なんと化粧品売り場のレジ担当に!!

あのときの失望感は今でも鮮明に覚えてます。
この私がレジ!?  ありえない。
しかしレジの人員不足で唯一動かせるコマがアルバイトという立場の
私だったのです。

無駄に抗議しましたが結果はむなしく、泣く泣くレジに・・・

あぁ、たいくつ。
動きたい。
眠くなる。

苦痛のオンパレード。

嫌々してるのでもちろんミスを連発。
異動させた部長が悪い、適性がないことくらいわかるやろ!
と、イライラが募る。

当時私は、本当に仕事をなめてました。
今思うとなんて最低な人間。

自称最低人間、認めたもののやっぱり向いてない。
体が拒絶反応するぐらい。
ストレスで胃がおかしい。

レジは売り場から離れた奥の隔離された場所にあるのです。

何か自分が本当に壊れそうでした。
どう考えてもやりがいを見出せません。

限界が来た私の心は叫びました。

もっとラッピングできるところに行きたい!!

と、思うと同時に私はまたもやタウンページを開き、
ラッピングコーナーが入っている百貨店に電話しました。

「募集してなかったのですが、何をみてお電話されましたか?」
と聞かれ、まさかタウンページです、なんていえるわけもなく適当な事
言いました。
そして面接にこぎつけ、
「いやぁ、すごいタイミングで来られましたね。実はちょうど募集をかける
前だったんです。ちょうどラッピングコーナーで1名辞めるスタッフが
いたので、本当にラッキーですね。」
と、驚かれ無事面接通りました☆

しかも!

管轄は“教養用品課” の “文具売り場” の

なんとなんと

ラッピングコーナー兼、画材コーナー担当。

ドンぴしゃり。
この言葉がぴったりの心境でした。


22歳  秋



つづく


店創り記録⑤  「ペンキ屋さんありがとう」


今日がペンキ屋さんの最終日。

5日間ずっと来てもらってたので、ちょっと寂しい気持ちに・・・

今日は追加でお願いしてた内装の窓枠やドアなどを仕上げていただきました。

DSCF7160 私が生まれる前から貼られてる魚のシル。
これは、いとこのおばちゃん(父の姉)
が子供の時貼ったもの。
普通剥がすだろうけど、窓に魚が泳いでる、
なんとも愉快な感じが気に入ってるので
意味不明ではありますが、このままに。



DSCF7158 この場所は、光の入り方がきれい。
自然光がキラキラまぶしいです。
このあたりにレジカウンタースペースを
設ける予定。

観葉植物も少し販売できたらなと
考えてます。


無事に全ての塗装行程が終了。

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ペンキ屋さんは、私が何か塗る時の
為に、ペンキを分けて置いていって
くれました。
さらに、刷毛もくれました。


ペンキ屋さんがトラックに荷物を全て積み終わって見送る時、

ドラマチックに雪の演出が!

優しくふわふわ降る雪は、なんだか “祝福の雪” に感じられました。

ずっといい天気が続いてて最後の最後に、花びらのような雪。



良い縁に恵まれ、本当に感謝でした。

何年後かにまたお願いする事になるでしょう。







店創り記録④  「ペンキ屋さんの仕事に密着」


DSCF7143 昨日、今日とペンキ屋さんの塗装作業は続きます。

これは、階段部分の下塗り光景。
この階段、他社での見積もりでは別途5万ほどする。
けど、ここのペンキ屋さんはなんと、
「ついでにやりましょっか?」 
と、快く引き受けてくれたのです!



ペンキの匂いは、すごくキツイ。
私なんか20分くらいで頭いたくなります。
なのにもくもくと作業をする職人さん。
本当にすごいです。
誰にでもできることじゃありません。


看板は、私が手書きで作る予定。
ももの木の看板を塗り替えます。
「あの~、すみませんが、この看板の下塗りお願いできませんか?」
と、頼んでみた。
「いいっすよ~」
と、またまた引き受けてくれた。
ギリギリまで色を悩んでました。
壁と合わせてチョコレート色か、アイボリーか・・・。
私の心はアイボリーに傾いてました。
私はこういう二択の時、自分でくじを作り、左右の手に握りん     
「神様教えて~」 と童心なテンションで引き当てます。

冗談のような本当の話ですが、必ずどちらかの手が暖かくなる気がします。
一回目引くと・・・    アイボリー!

二回目引くと・・・    アイボリー!!

三回目引くと・・・    アイボリー!!!

という結果で迷いなくアイボリーに決定。


DSCF7146 そして、直前にさらに良いこと
思いつきました!

ほんのり桃色よりのアイボリーにしよう。

お兄さんにその事伝えると見事な調合で
私の思い描いてる通りの
淡い淡い桃色アイボリーを作ってくれました。

これぞ神業☆  感激。



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どんどん店の色が変わって行きます。

私は他も統一したくなり、別途窓枠のシルバーもチョコレートに塗り替える
注文を追加しました。

なので3日間の予定が4日半に。
追加といっても、本当に良心的な値段で応じてくださいました。

さらに
「他、ついでに塗って欲しいとこあったら、どこでも言ってください。」
と、ありがたいお言葉・・・

ああ、このペンキ屋さんに頼んで本当に良かった。

DSCF7155 ドアもいい感じでしょ♪

内装の窓枠もお願いしました。

どんどんお願いが増えて行き、さすがに悪いので
初めの約束より増えすぎなので、お支払いします
って言っても「サービスします!」 と。

ペンキ屋さんもこの店になんか愛着を持ってくれた
ように感じました。


私は、天井掃除終わらせ、       DSCF7154
続きまして換気扇や細部の掃除。

明日、最後のペンキ屋さんの作業終わり。

今週は、什器集めとロールカーテン
取り付けします。

ちなみにこのつなぎ、学生のとき
これ着て油絵描いてました。
(走り屋とかではありません  笑)