パリ紀行 2010年春

最近のお気に入り




20140508-230125.jpg

最近自分のブームの花材、
ピンクスター☆

他にブルースター、ホワイトスターがあります。
ちっちゃくて、可愛くて、たまりません!


今週は、一年で一番忙しい一週間。
今日明日がピークです。
お陰様で、母の日のオーダーが殺到し、コツコツ作ってます。
今日は、過去最多の15個作りました。
生花と違ってプリザーブドはとてもデリケートなので、配送用は特に神経を使うので時間がかかります。
できたアレンジを、ラッピング、梱包、伝票書き、と全てこなしていたら、あっと言う間に13時間が過ぎていた(゚o゚;;
ご飯を5分ぐらいで食べても時間が足らない!
けど、昔務めていた花屋の母の日はもっと過酷でした。
朝7時出勤で、夜の19時にやっとランチという異常さ。
終電で帰り、次の日も繰り返し。
が、一週間ほど続く。

当時私はもっぱら制作担当でした。
伝票や事務関係はミスの連続。
トラウマになるほど、間違え、怒られてましたが、一人になったとたん、全くミスしないんです。
ほんとに不思議。
人間の能力は、時に応じて開花するんだなと感じました。
又、考え方の問題でもありました。
人間、窮地においやられたら何でもできる!というよりは昔は嫌々やってましたね。
今は段ボールの組み立てや、難しい梱包作業も、一つ一つ、無事に届きますように、と祈りながら愛で行うと、とても幸せな気分になります。

このお仕事ができて本当に感謝です。

明日もがんばろ☆


旅を終えて


この旅での出来事は、どのシーンをとっても、印象深く
縁の不思議を感じられずにはいられません。
日本に生まれ、世界に出たいと思い、この地を選択した。
なぜ私はパリを選んだのか。


この旅では、本当にたくさんの人と出会いました。
たくさんの出来事に遭遇しました。

その出会いを「偶然」 で流すのか、 「運命」 と捉えるか。
その人とどうなって行くか、その出来事がどうかかわって行くか、
決めるのは、自分の心だとわかりました。
信じても、「あ、違うかった」と思うことももちろんあります。
でもそれは、信じるということを試みた結果。
違うかったとわかるのは、信じたから。
それはとても大切なこと。
その時は、痛みをともなうかもしれない。
でもそれは「傷」ではなく 「足跡」になる。


雨の後の虹はきれいで、
冬の後の春は暖かくて、
どれだけ抵抗しても夜の後は朝になる。

この自然の原理がある限り、進んでいくしか方法はない。


この旅で私は、「 答え 」 を欲しがっていた。
答えがでたと感じたときは何度もあった。
でも、それは、まだまだ答えではない。
ヒントや手段に過ぎない。

しいて「 答え 」 とするならば、

「答えなんてない」  これが答え。

でも、わかったことは一つ。

私は、一生フローリストでありたい。






~最後に~

このブログを2ヵ月半、読んでくださった皆様、本当にありがとうございます。無事、旅を終えれたのは、応援してくださった方々のおかげです。
多くのコメントに、とても励まされました。
正直、パリで孤独を感じたことも多々あります。
そんな時、みんなが応援してくれてる!という気力で乗り切っていました。

実は、最後の最後、飛行機の中でたまたま隣だった素敵な老夫婦と
仲良くなり、パリの話や日本でしている仕事の話などしていたら、みずしらずの私に、花のご注文をして下さいました。
「あなたなら、世界に出て行けます、きっと大丈夫。ご活躍とても楽しみにしています。」
そう言って、強く手を握られました。
うれしかったです。
帰国後の初仕事。

そして、この旅ブログですが、「パリ紀行」としてはいったん終わりますが、
これからを書いて欲しいという、うれしいお声をいただき、
別のカテゴリで、帰国後の日常を綴って行きたいと思います。
パリ紀行ほど、濃い内容にはならないと思いますが(笑)
また近々はじめる予定なので読んでください☆ 






2010年6月2日       千華子









L’artisan fleuriste 最後の日


DSCF5727 レザに連れられ、大きなハーブの鉢を
運びます。
着いたのは、ある個人宅。
そこの赤ちゃんがかわいい!

世界のフローリスト、レザの貴重なショット
です!!DSCF5729








スタッフ達と写真をたくさん撮りました。









DSCF5770DSCF5769DSCF5751






DSCF5749DSCF5764DSCF5758
















DSCF5712 閉店間際にやって来たお客さんが
私の作り置きの花束を買ってくれました。

「Chico! 」

みんなが、笑顔で私に渡してくれました。
私は、最後のラッピングを心を込めて
しました。

「メルシーボークー」

最後のお見送り。



終わった・・・。

その後、みんなでワインを飲み宴がはじまります。


「Chico」

マージンが、ある包みを差し出しました。
それは、おそらく彼がやってくれた、ラッピング。


DSCF5786それは、フランスのシャンソンのCDでした。
私は以前、店に流れるラジオで気に入った
歌手がいて、彼に「これ誰?」ってきいて
メモしてました。
彼は、私が欲しがっていた音楽をプレゼント
してくれました。


中には、メッセージカードが。


“merci, merci, merci,       pour tout ”


“ありがとう、 ありがとう、 ありがとう。 全てにおいて。”


ぎゅっとこころが苦しくなり、私は涙を我慢できませんでした。


去年11月の旅行で、「ここで働くかも」 と、根拠のない直感がわいてきて
私は隣にいた泉ちゃんにぼやきました。
私の今の状況を一番びっくりして、喜んでくれてるのは彼女でしょう。

優しくて、あったかい彼らから、どれだけ多くのことを学ばせてもらったか、いいようがありません。
ここでの時間は、私の人生のなかでもっとも輝いていたと思います。


ありがとう。

会えてよかった。

今度は会うときはもっとフランス語で話せるようになってるからね!


お気に入りの花屋さん



私は、結局レザの店でずっとスタージュしてました。
なので、なかなか他の店をみまわる時間がありませんでした。
残りの滞在もわずかとなったので、一日使い、8件まわりました。

事前に場所を確認して、どうすれば効率よくまわれるか、ルートをよく考えました。
地図を見るのが大嫌いだった私が、地図を必需品として歩きます。
知らない土地に行くと、こうやって苦手を克服できるんだなと思いました。


DSCF5812DSCF5687DSCF5672














それぞれ、個性があり、みなさんそれぞれの城です。


8件中、7件は住所をリサーチしてた花屋さんだったんですが、
最後の花屋さんだけは偶然みつけました。
暑さと、睡眠不足の疲労でへとへとだった私の視界に、その店は入ってきました。


これだ!!!
レザの店を見つけたときのような、すごい興奮が再び。


DSCF5696DSCF5695DSCF5698











DSCF5704 それは、もう芸術としかいいようがありません。   
老夫婦が営む、彼らの人生を表現したような、素晴らしい店。







私が将来出すであろう、自分の花屋のイメージにぴったりなのでした。
ばっちり、脳裏にやきつけました。
ここは、雑誌などで取り上げられていません。
私の秘密の穴場☆




帰国しました


29日、朝8時、関空到着。

さすがに疲れが溜まってたのか、くたくた。

思えば、滞在中一度も体を壊さなかったのが不思議。

風邪もひかなかったし、おなかも壊さなかったし、スリにも会わなかった(笑)

もうちょっと落ち着いてから、パリ紀行のまとめを書きたいと思ってます。

取り急ぎ、無事帰国のお知らせでした。


帰国前夜


帰国前、かなり忙しく、ブログアップできませんでした・・・
楽しみにしてくだっさてるかた、ごめんなさい。
この空白の日のことは、後日書くので、また読んでください。

今、パリは夜中の2時です。
明日、6時起きなので、書くのやめようと思いましたが、
今のこの気持ちは今しかないと思い、綴ります。



来て良かった。



これが全てです。

ここでしか、感じられないもの、見えないもの、出会えない人たち、
今、私の心の中は、達成感と幸福感と寂しさで埋め尽くされています。

私はここで、たくさん泣きました。
でもその大半はうれし涙と感動の涙でした。

私は、その時々の気持ちを忘れないように心にストックしてて、
死ぬ間際、走馬灯の映像に流そうとあほな事を本気で考えてるのですが、パリでの出来事は感動だらけで、編集が間に合いそうにありません。

これからの生活の中でも、たくさん感動するでしょう。
感動は、うれしい!楽しい!きれい! だけではありません。
苦しい、さびしい、むなしい、くやしい。
これらも大切な感動だと私は思います。
悲しい後に、うれしいできごと。
だから、それぞれの感情が、引き立つ。
悲しいことは続かないし、ハッピーな出来事も続かない。
でもしんどいことの後に来る、ウルトラハッピーはやみつきになる!
だからがんばれる。

そうやって、日々の感動を、逃げずに、恐れずに、受け入れて生きて生きたい。

そんなふうに思いながら、パリの夜を終わりにしようと思います。





お知らせ


帰国日をきめました。

5月28日にフランスを発ち、29日に日本に着きます。

予定の3ヶ月には少し早いのですが、

自分の中で欲しかった答えが明確になったので、

だらだら居るのではなく、次のやるべきことをやる為帰ろうと思いました。

部屋の契約のタイミングなどもろもろの事情で、この日に決めました。

残りあと、3日。

最高の時間を過ごせますように。



シャンゼリゼの植木祭り


シャンゼリゼ通りにあらゆる植木が置かれる、
なんのこっちゃわからない祭りに行きました。
パリの人もなんのこっちゃわかってない様子(笑)

あまりの人の多さにふらつきながら、凱旋門の上から見ることに。
私、初です。

ぐるぐる長い階段をのぼり、頂上へ。

気持ちいい!


DSCF5611DSCF5612DSCF5623















真ん中のが、意味不明な植木まつり。
松ともみの木が一緒に植えられてたり、さすが、フランス。


ランジス市場 & 夜のピクニック


朝から、ランジス市場に行ってきました。
前回11月にも行ったけど、ツアーバスだったので、今後の下見に
自力でメトロとバスで行きました。
着いたのが昼前だったので、もうほとんど店じまい。
もっと早く来るべきだった。まあ、これたからいっか。

DSCF5560DSCF5571 生花の売り場と
資材の売り場。

おもしろかった~






DSCF5582
これ、夜8時ぐらいの空。
かっわた雲に魅かれた。

日本列島っぽい。










私は、今、日本人女性とシェアしてます。
彼女はゆかさん。
すれちがいの生活で、やっとこの日ゆっくりできました。
彼女の粋なはからいで、急遽ピクニックに。
一緒にお弁当作りました。

そしてセーヌ側のほとりでピクニック。
何て楽しいの!!!


DSCF5588 二人で作った即席弁当。
(メインの肉以外)

ワインを飲んで、パリの初夏の夜を
満喫。




DSCF5592DSCF5594







たくさんたくさん話しました。





彼女とは生活の相性がとても良く       DSCF5605
互いに楽だねと感じていました。

「また来たとき、泊まってね」
と、言ってくれました。
パリで部屋を探すことはとても大変
なので、生活場所が確保される
というにはとてもありがたいです。






帰ってまた少し飲んで、ぐっすり眠りました。













ライ・レ・ローズ  


久々にゆっくりお出かけしました。

目的地は、パリ郊外のヴァル=ド=マルヌ県にある、世界最大級のバラ園がある
『L’hay – les – rosees』 というところ。

住所と知人がくれた、わかりにくい地図という、情報だけで
極度の方向音痴がバスで一人旅。

けど、パリでしばらく暮らしてると、肝が据わってきたのか、なんとかなる精神であまり怖くはありません。

ドキドキバスに乗ります。
運転手さんに事前に行き先伝えたから、ちゃんと降りるところで合図してくれました。


DSCF5464


もらった地図がさっぱりわからなかったので、私は5人ぐらいのフランス人をハシゴして聞いて歩きました。










よっしゃ!ついたぞ。
確かにライ・レ・ローズって書いてある。
でもそこは、建物です。
ん?   この裏がバラ園か?!
みんな整理券をもらう為並んでる。
そんなに人気なのか。
これは何が何でも見なければ。
1時間以上待ちます。しかし、列はなかなか進まない。
しかも整理券をもらった人が、待合みたいなとこで待ってる。
モニターに番号が出た人から進む。
変なの。
そして、他の人がパスポートを持ってる。
何?パスポートいるん???
バラ園はそこまで守られるものなのか、さすがフランス。
でも前の人が、ややこしい感じでもめてる。
ええーーー、私そんなフランス語で質問攻めされても絶対わからん・・・
そして、前の人は、なにやら資料のプリント見せたりしてる。
さすがに、オロオロしてきた。
ついに私の番!!!
「ボンジュール、私バラ園みたいんです。チケット一枚下さい。」
受付の人、ポカン顔。
そうか、資料いるんか。
とりあえず地図しか持ってないから見せる。
さらにポカン顔。
そして、なんやわからんフランス語で、ここじゃないみたいなこと言われた。
私も、何かおかしいと思い始めてたので、そそくさと退散した。

そして、外に出て、もう一回建物の名前を見る。
ライ・レ・ローズの前に単語が。
辞書を出して調べて、愕然。

市役所って・・・

すべてのつじつまがあうやん。
自分のアホさかげんにびっくりしました。

DSCF5467
さて、ほんもののバラ園にやっとつきました。
苦労してきただけあり、その感動は大きい。

ちなみに、市役所の向かいでした・・・


それでは、川端千華子の
バラ写真展をご覧下さい☆


DSCF5504DSCF5502DSCF5542DSCF5482DSCF5506DSCF5488


























まだ時期が早く、あまり咲いてませんでした。
青空とのコントラストが泣けるくらいきれいでした。

バラ園を楽しんだ後、広すぎる公園で、落ち着くピンポイントを探し、
ベンチに座る。
目の前をフランス人の男の子が通る。
“あ、この人、私と繋がる”
とっさに思いました。
でも彼はさっと通り過ぎていなくなりました。
確かに友達センサーが反応したのに。


私は自然に溶け込むように寝そべった。

風が、日差しが、土のにおいが、心地いい。


DSCF5518 ごろごろしていると、数十メートル離れた
ところで、私と全く同じようにしている彼を
発見。
かばんを枕に、起きたり寝たり。

あ、間違いないな。


私はいつの間にか、寝てました。
起きてあたりを見渡したら、彼の姿はありません。

そして私はまた歩き始めました。

遠めに赤いつつじの花が咲き誇っているのが見えたので、
近くに行こうと、向かっていたら、驚いたことに彼も同じ方向に歩いている。
彼は、違う方向から歩いて来たけど、目指してたのがつつじだったようで
私達はつつじの前でばったり重なり会いました。
自然に、すごくきれいねと会話が始まり、私達は友達になりました。
彼は全く英語ができなかったけど、辞書を使い、何とかフランス語でやりとりをしました。

彼は、庭園の設計・デザインの勉強をしていると言いました。

その後、一緒にもう一度バラ園を見に行き、楽しい時間を過ごしました。

「私がパリに来たとき、また会おうね。」 と さよなら。

こうやって、フランス