配達のおはなし




ご家族への贈り物のオーダーを頂きました。

普段、お花のお届けは業者さんに依頼してますが、車で15分ぐらいの場所なら私が配達もしています。

先日オーダー頂いたお客様の家に配達に行ってきました。

ご依頼主の方の在宅時間に約束して行きましたが、チャイムを押して返事があるものの、なかなか出て来られない。

寒いな〜まだかな〜と5分ぐらい待ってたらゆっくりドアが開き、ご高齢の女性が覗かれました。

出てこれない様子だっので、門を開け玄関まで行きました。

「寒い中、すみませんね〜。これ渡すように言われてます」とお代金の入った封筒を渡されました。

あれ?どういう事?ご依頼主は?私これで帰って良いの?

と、少し不安なまま帰りました。

そして、翌日このようなメールが届きました。

(一部抜粋)

↓↓↓

「私が出られなくてすみません。

身体が不自由で外出の難しい人なので

なるべく地元の人と会って

言葉を交わしたらいいなと思い、受取人に出てもらいました。

とても美しくて愛らしいお花で

ずっと眺めていたい喜びがあります。

ありがとうございます。

川端さま自ら届けてくださった有難さと私たちにはないセンスにうっとりします。

部屋のあちこちに置いてみていましたが飾る場所がようやく決まった様で毎日楽しんでもらえそう。

本当に感謝しています。

ありがとうございました。

そういう事だったのか・・・

もっとお話すれば良かった。

こんな風に地域で助け合えたら、もっと平和になるんやろうなあ。と感じるしかありませんでした。

そしてお花という物質ではなく、そこに込めた「想い」がちゃんと届いていた事がわかり、この仕事の意味を改めて感じました。

これからも、様々な形でこの地域の皆様のお役に立てればと思います☺️

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