2016年6月24日

接客のお話


  先日、華色のお花を頂かれた方が、気に入って下さり、ご自身も友人に送りたいとご来店下さいました。

「お見舞いのお花、どんなのがいい?」と聞かれました。

私はいつもこのような相談を受けると、詳しい病状を伺い、手術されたか、寝たままなのか、回復に向かってるのか、など細かく聞きます。

例えば手術後は、赤は避けたり(血を連想するとの事で花業界ではタブー色)、しかしご本人が赤が好きなら、力を受けるので説明した上で取り入れたり。

又高齢の方なら、淡い色より認識しやすいハッキリした色を使ったり。

寝た状態ならベッドから眺めた時、正面が良く見える造りにしたり、、、

など本当にオンリーワンの作品になります。
そして制作時には全神経を注ぎ集中して、その方の回復を祈りながら作ります。
今回は配送だったので、ご依頼主に完成写真を送りました。

すると、すぐに嬉しい返信がありました。
《先日はいろいろとお花の相談にも気持ち良く対応してくださり感謝しています。

早速、画像も送信頂き有難うございます。

🌸とても素敵に仕上げて頂きまして、本当に華色さんに行って良かったです。

想像していた以上に華やかで素敵なので、友達もきっと喜んでくれると思います。

また機会がありましたら、是非お願いしたいと思います。

有難うございました。》
真実な想いは必ず伝わります。

このようなお声を聞いた時、本当に感激します。
よく、「誰かを雇わないの?」「もっと広げたらいいのに」とアドバイスくれる人がいますが、私は全部自分でやりたいのです!

仕入れも、打ち合わせも、制作も、梱包も。

もちろん将来はどう展開するかわからないですが、今はこのように<信頼>という土台を作る事が大切だし、それが必ず未来に繋がると信じています。