2011年3月31日

最近作ったアレンジ


一日は本当に早く過ぎる。
もうちょっと、ボーっとできるかと思ってましたが、そんな暇はありませんでした。

朝、10時開店。

1時間ぐらいかけて、植物のメンテナンス、水遣りから始まります。

その後、レッスンのある日は午前中、レッスンです。
仕入れがある日は6時ぐらいに市場へ出発。
ダーっと仕入れて、ダーっと帰ってくる。

そしてひたすら、オーダーのアレンジを制作。

たまに接客。

疲れたら外に出て、植物の植え替え。

集中して作っていると、体が糖分を欲するので、糖分補給。

気分転換に歌を歌って、また作る。

気がつけば夜。


最近めっきり花の作品をアップしてなかったので、最近作ったもの
何点かご紹介します。


DSCF7177 歌のコンサートで出演者の方に
舞台上で渡すらしいです。












DSCF8736DSCF8735友人の誕生日に
贈りました。











DSCF8652私が、お世話になってる方の
お誕生日プレゼントに作りました。











DSCF7182 送別用のプレゼント。

お医者様らしく、エレガントなイメージで。





DSCF8690 デイサービスを始められた方へ、
開業のお祝い。

お年寄りが生活される空間なので、
はっきりとした明るい色彩で元気になって
いただけるように。







DSCF8753DSCF8752ある青年からお母様のお誕生日のプレゼント。

















創世記  第三話


お店を持つ夢が叶うまでの、私の歴史を赤裸々に描いている
“創世記シリーズ”。

今日は久々に続き書きます。

22歳秋

念願のラッピングコーナーで勤務する事ができました。

あのメロンを包んだリボンの感覚をフルに楽しみ、
紙を切ったり折ったり、そういった作業は本当に向いていました。

ラッピングコーナーの先輩が辞めて行き、私は群れから離れたボス猿のようにラッピングコーナーを一人で仕切り、存分に堪能してました。

百貨店という場所は実にいろんな人がいる。
従業員含めお客さんまで。
ラッピング売り場にもいろんなお客様が来られました。


氷川きよしの熱狂ファンのおばあちゃん。
氷川きよしが猫好きらしく、彼のイベントがある度に猫のぬいぐるみを
持ってきました。
包装紙は必ず氷川カラーの青に黄色いリボン。
覚えてもらうためにと毎回この組み合わせ。


お手製の2メートルはある彫刻された鏡を持ってきた人も。
箱にも入ってなく、いびつな形で何枚もの包装紙をつなぎ合わせ
なんとか包みました。


肉屋で買ってきた生の肉を持って来た変な男の人もいました。


どんなお客様であろうと、どんなラッピング難易度の高い品物であろうと、私の持っている全ての技術と経験で仕上げるラッピングは
もはやラッピングではなく作品でした。

ただ、このような過剰なサービス精神は組織の中では時に迷惑なんですね。

「あなたが休みの時、同じようにできない。」


そういう声もあり、普通のラッピングを強いられるようになりました。
今となれば、当然の事を言われてたとわかります。


狭苦しい世界。


当時の私はそんな風に感じていました。

そんな中、私の組織不適合疑惑に追い討ちをかける出来事が。


若かった私は、当時の仕事着が嫌でたまりませんでした。
白いブラウスに、黒のタイトスカート。
それなら、服屋ででも働け!ってとこですが、どうしてもラッピングしたかったんです。

そのスタイルが嫌というよりは、みんなと一緒が嫌だったんです。

そんな時、ふとある作戦を閃きました。

“冷え性届け” を出せば、ズボンがはける。
そして、業務上必要と言う事で、エプロン着用もいけるかも!
光がみえてきたぞ!!

私は早速、書類を作成し、見事に文具売り場のくせにカフェの店員みたいな、白シャツ&黒パンツ&エプロンというスタイルを手に入れました。

あ~幸せ。
これはかわいい。
みんなと違うし♪


と、大満足で仕事着を満喫していた矢先、

課長の影が忍び寄りました。


「繁忙期が終わったから、服装を元に戻しなさい。」

目が点でした。

ちょうどクリスマスが終わった時でした。

繁忙期だからやむをえず許可したというのです。
そんな話、微塵もしてない!

「私は永久的にということで許可をいただきましたが。」

くいつく私。

「明日中に元の服に戻しなさい。」

ガーン

天井からでっかいタライが落ちてきたようでした。

一瞬の夢ならみない方がまし。

っていうか、おかしいやん!
そんな話じゃなかった。
おのれ、課長め!!

しかし、ここは、組織。
言う事を聞かないと追い出される。
職を失うのは困る。


場違いの表現の自由を追い求めていた、若かった私。



でも、ここでへたばる私ではありません(笑)


一休さんもびっくりの、さらなるトンチを働かせたのです。



23歳  春



つづく