旅を終えて
この旅での出来事は、どのシーンをとっても、印象深く
縁の不思議を感じられずにはいられません。
日本に生まれ、世界に出たいと思い、この地を選択した。
なぜ私はパリを選んだのか。
この旅では、本当にたくさんの人と出会いました。
たくさんの出来事に遭遇しました。
その出会いを「偶然」 で流すのか、 「運命」 と捉えるか。
その人とどうなって行くか、その出来事がどうかかわって行くか、
決めるのは、自分の心だとわかりました。
信じても、「あ、違うかった」と思うことももちろんあります。
でもそれは、信じるということを試みた結果。
違うかったとわかるのは、信じたから。
それはとても大切なこと。
その時は、痛みをともなうかもしれない。
でもそれは「傷」ではなく 「足跡」になる。
雨の後の虹はきれいで、
冬の後の春は暖かくて、
どれだけ抵抗しても夜の後は朝になる。
この自然の原理がある限り、進んでいくしか方法はない。
この旅で私は、「 答え 」 を欲しがっていた。
答えがでたと感じたときは何度もあった。
でも、それは、まだまだ答えではない。
ヒントや手段に過ぎない。
しいて「 答え 」 とするならば、
「答えなんてない」 これが答え。
でも、わかったことは一つ。
私は、一生フローリストでありたい。
~最後に~
このブログを2ヵ月半、読んでくださった皆様、本当にありがとうございます。無事、旅を終えれたのは、応援してくださった方々のおかげです。
多くのコメントに、とても励まされました。
正直、パリで孤独を感じたことも多々あります。
そんな時、みんなが応援してくれてる!という気力で乗り切っていました。
実は、最後の最後、飛行機の中でたまたま隣だった素敵な老夫婦と
仲良くなり、パリの話や日本でしている仕事の話などしていたら、みずしらずの私に、花のご注文をして下さいました。
「あなたなら、世界に出て行けます、きっと大丈夫。ご活躍とても楽しみにしています。」
そう言って、強く手を握られました。
うれしかったです。
帰国後の初仕事。
そして、この旅ブログですが、「パリ紀行」としてはいったん終わりますが、
これからを書いて欲しいという、うれしいお声をいただき、
別のカテゴリで、帰国後の日常を綴って行きたいと思います。
パリ紀行ほど、濃い内容にはならないと思いますが(笑)
また近々はじめる予定なので読んでください☆
2010年6月2日 千華子