2010年3月24日

オープン前日


フランス人はいい加減、と良く耳にしますが、本当でした。
(もちろん全フランス人がそうではありませんが)
「時間厳守」 「期限」 「焦る」 「計画性」 という言葉は彼らの辞書にはなさそうです。
明日がオープンだというのに、壁の塗装やドアの取り付け、その他もろもろ・・・
ほんまに終わるの?!
というとんでもない状況。
私がオーナーだったらきっと発狂です。
実際、パリで事業をする日本人は準備段階であらゆる段取りが狂い、精神的に参って倒れる人が多いらしいです。

でもこれは文化の違いと呼ぶ他ありません。

ストレスを溜めるだけ無駄なようです。


それなら手伝うしかない!

DSCF1521
ペンキで壁を修正





DSCF1514

ミシンで試着室のカーテン縫います





私のメインの仕事オブジェ作りは、いつになればできるの~!?


そして夕方、ようやくスタート。


まず店の前でジェロームと       DSCF1498
ハイ、ポーズ


DSCF1502この網を使います




 
DSCF1518天井から吊るします。

難かしかった・・・








羽をつむいでいきますDSCF1525

やわらかく、やわらかく



DSCF1527


もくもくと。

 







イメージを形に。

パッと浮かんだデザインを実際形にする為の方法を考えるのは大変。

できそうだけど物理的に無理なことも多い。



   
 
DSCF1539作業は夜にまで。








 
 DSCF1534  そしてまもなく完成です。


黒いのは、薄紙で作ったバラです。




                                                                                                                      
                                      
道行く人が、足を止めて私のオブジェをみてくれます。
私もかろうじてわかる、フランス語の褒め言葉が聞こえてきます。
まさか、パリの中心街の6区で、私がこんなことするなんて夢にも思いませんでした。
作業を終え、店から離れぼんやり眺めました。
少し泣きそうでした。